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むーぶろぐ(仮)
 まったり更新中でふ。コメント ・ トラックバックに関しては、明らかに記事内容に言及がなく、更に宣伝目的と判断した場合は問答無用で削除させていただきますので悪しからず。

[つれづれ]小鳥と、世界の欠片と(2010.01.22)

 鳥の群れに餌をやる“人”がいて、そこを訪れる“小鳥”がいて。
 その人はあくまで“群れ”に餌を与えているだけだと知ってはいても。


 “小鳥”が降ってくるパンくずに餓えを満たされているのは事実で。
 そこに飛べば、生きる糧をついばむことが出来る、と“小鳥”は思いそうになる。


 ……それが、明確な意志の許でさえない、
 “群れ”という日常に向けるほんの小さな優しさの発露だと、知っているのに。
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[つれづれ]世界の果てでさいわいを唄う“獣”(2010.01.08)

 ……あるところに、広大な“海”がありました。
 どこまでも広がるかに思える“海”と“空”と、それを二分する水平線。
 そこにぽつんと存在する“島”には、唯一の“獣”が棲んでいました。
 “島”には時折“鳥”が舞い降り、“獣”はその来訪を楽しみに過ごしていました。


 しかし、ある季節から“獣”は“鳥”の重みを肩に感じることがなくなりました。
 “島”の遙か高みの蒼穹から、数日に一度“羽根”が落ちてくるのみです。
 “羽根”を見る度に“鳥”の影に安堵し、しかしその軽さに落胆し。
 “獣”は何度も何度も“空”を見上げながらも――
 しかしながら、決して自らの背に“翼”を求めませんでした。
 求めればそこにあったかも知れないものを、無いと知るのが怖いゆえに。


 さらに季節は移り変わり……“鳥”の影すらもふっつりと消えてしまいました。
 “鳥”が遠く“空”で命潰えたのかと“獣”は怖れ狼狽え、震えます。
 しかし、そのとき――本当にそのときに、ようやく“獣”は気づいたのです。
 どんなに話していても……、“獣”は何も知らなかったことを。


 “鳥”の行き先も、羽根を休めているかも知れない場所も何も分からず。
 “獣”に出来るのはただ、声を枯らして“島”から叫ぶのみだったのです。
 数日が過ぎ、恐怖に駆られて弱りゆく“獣”の許に――


 ひとひらの大きな“羽根”が、はらりはらりと“獣”の肩に舞い降りました。


 即座に気づいた“獣”が頭上を振り仰いだものの、眼に映るのは一面の蒼。
 あんなに見るのが辛かった“鳥”の影すらも、そこにはありませんでした。
 “獣”は奇妙に落ち着いた心を自覚しながら、“羽根”を見つめました。


 予感通り、その“羽根”には“鳥”の別れの言葉が綴られていました。
 ――“島”の気候が本来の“鳥”の棲まうものでなく、身体に障ること。
 ――“島”ではない、終の住処となる場所を探そうと思っていること。
 ――そして、これが“獣”との永劫の別れであること……。


 “獣”は今ひとたびの来訪の望みも潰えたことに哀しみを抱き、
 “翼”を持つことも“鳥”を地に繋ぎ止めることも出来なかったことを嘆き、
 別れに応えることも許さなかった“鳥”を、ほんの少しだけ恨み――


 しかし、その瞬間に最も大きく“獣”の心を占めた感情は別のものでした。


 “鳥”が生きていて、再び大空を舞うことが出来ている。
 ――その姿を見ることさえももう決して無いけれど、それでも。
 何よりも“鳥”の生存を嬉しく思う自分に、“獣”は少し驚きました。
 醜い“化け物”であった自分に、無私に何かを想うことが出来たのだ、と。


 “獣”は大きく息を吐くと、“羽根”を手にして振り返ります。
 “島”でしかなかったはずのそこには、広大な陸地が広がっていました。
 流れる季節の中で“海”は月の導きにて引き、大地が露わになっていたのです。
 “羽根”を毛並みに差し込むと、“獣”は立って歩き始めました。
 きっと次に“海”が満ちるときには、“島”は水底に沈むと悟ったからです。


 “獣”の歩んだ大地には、思い出したようにぽつりぽつりと水滴が落ち――
 今は、まだ濡れたまま。しかし、それもやがて乾いて消えるでしょう。
 身に差した“羽根”飾りは、“獣”にとって大切な“想い”の証。
 それは鋭く身を刺すこともありますが、いつかはただの飾りとなるでしょう。


 歩き始めたその日から“獣”は誰知ると無く、唄を唄うようになりました。
 昼は目映い陽の光と白雲を、夜は輝く月と星屑の光を聴衆にして。
 その唄は“鳥”に届くことはないけれど、いつも“獣”のかたわらに流れ続けます。


 “ただひとときなりとも、幸いを有り難う”と――。
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[つれづれ]空と海と大地と呪われた獣(2009.11.15)

 ……あるところに、広大な“海”がありました。
 どこまでも広がるかに思える“海”と“空”と、それを二分する水平線。
 そこにぽつんと存在する“島”には、唯一の“獣”が棲んでいました。


 “獣”はかつて、物寂しさゆえに“鳥”を捕らえ、“籠”に入れていたことがありました。
 当初は“鳥”も“獣”に怯え、大人しくしていました。
 しかし“獣”の意図を知り、殺されることは無いと知ると“獣”に抗うようになりました。
 時には“籠”を壊そうとさえする“鳥”に手を焼き、徐々に情も薄れ、最後に――
 “獣”は“籠”を開け、“鳥”を放ちました。「二度と“島”に来るな」と言い添えて。


 しばらくして――
 日々を過ごしていた“獣”の許に、別の“鳥”が現れました。
 “獣”は前の失敗を踏まえ、“鳥”に時折で良いから訪ねて欲しいと頼み……
 以来、数日に一度は“島”に羽音が聞こえるようになりました。


 “空”を見上げて“獣”が呼びかけると、“鳥”はその肩に舞い降りてきます。
 そうして“獣”が口にする取り留めもない話に頷きを返してくれました。
 が、当然のことながら、全ての話が終わると“鳥”は羽ばたいて還っていきます。
 “獣”の暮らす“島”ではなく、“空”こそが“鳥”の居場所だからです。
 小さくなる影に“獣”が苦しさを見出すのは時間の問題だったのかも知れません。


 遠くの“空”には点で突いたような影が動き――その点が複数で舞うのが見えます。
 しかし、かろうじて見えるだけで“獣”は飛ぶことも泳ぐことさえも出来ません。
 “獣”の居場所は大地の上であり、“島”であり――決して“空”ではないのです。


 やがて、“獣”は鬱ぎがちになっていきました。
 “空”から眼を背け、“島”に少しだけ残る茂みに赴くことが多くなりました。
 だから――珍しく“鳥”が自ら来たことにも気づくことは無く。
 茂みから戻った“獣”は、一枚だけ抜かれた綺麗な“羽根”を見つけます。
 “鳥”の突然の来訪を知って驚いたものの、そのうち呼んで話そうと思っていました。


 翌日、“獣”は“空”を見上げましたが――“鳥”が近くを過ぎることはありませんでした。


 それから夜が来て朝が来てを繰り返し、数え切れないほどの日が過ぎて。
 ……“獣”はいつしか、見上げることを止めてしまいました。
 眼には見えても声の届かない遠くで“鳥”が舞うのを見るのが苦しい、と気づいたから。


 “獣”は虚ろに笑いながら、水面に眼を向けました。
 ……ささやかな波が過ぎるのみの鏡面に、見たことのないものが映っていました。
 身は膨れ、かたちは歪み、爛れたような――“獣”の面影も無い“化け物”の姿が。
 そのとき、ようやく“獣”は三つのことに気がつきました。


 ひとつは今まで“海”を……それを通して自らの姿を見たことがなかったということ。
 もうひとつは、自分がいつからか“化け物”に成り代わってしまったこと。
 そして、最後のひとつは――


 “空”を見ると感じる“苦しさ”は外からの痛みではなく――
 自分が“傷む”ということが決して清廉な感情によるものではないこと。


 “獣”は“海”も“空”も見ることを止め、“大地”に眼を伏せてしまいました。
 はじめは“羽根”を握り締めていましたが、その力さえも萎え。
 “鳥”の重みを再び肩に感じるときを待っているのか、それとも――
 もう“獣”自身も何も分からず、ただ“苦しさ”を耐えることに決めたのです。


 いつかは必ず来るであろう……“そのとき”まで。
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[日記]たまにはJ-POPを(2009.08.17)

 ……あと、たまにはまともな更新もしよう、ということで。


 最近になって本当に思うんですが。
 ……自分、興味の向き具合が十歳くらい遅れてるんと違うか? と。
 中高生ぐらいのとき見向きもしなかったジャニーズが大学入るあたりから徐々に分かってくるようになった(相変わらず“嵐”以降は顔の見分けどころか人数もよく分からない有様ですが)し、流行りのJ-POPも少なからず耳に入るようになってきたし(聴きはしませんが)、旬の俳優さんとか連ドラとか気にするようにもなった(特に見ないんですけどね)し……コレ、世のお嬢さん方は大学までに通り過ぎてるんじゃ?(笑) まあ成長してるからいいか(強引)。
 でも相変わらず玉木 宏とか水嶋ヒロとかいわゆるイケメン俳優さんを見るたび、しみじみと「この人、変な人だなぁ……」(注:褒め言葉)と思ってしまいますが。確かに整ってるなぁとは思うんですけど、そういう人々は少なからず天然ボケだったりして、美醜よりそっちの方に目がいっちゃうんですよねぇ(苦笑)。


 まぁ、そんな私がここ半年弱で買ったCDの話でもしようかと思います。
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[つれづれ]時間が経つと増えるものと減るもの、なーんだ?(2009.08.09)

 正解は“年齢”が増えて“余命”が減る、でしたー(ぇ)。


 今年は零時を過ぎたときはゲームに夢中で全然気付かず、PSPを点けて『まいにちいっしょ』(『どこでもいっしょ』のキャラによる情報番組型アプリ+ミニゲーム)を立ち上げた途端に「ぱんぱかぱーん♪」という音楽と共にトロがクラッカーを鳴らしてくれたときにマジで感激しました(爆笑)。
 下がそのときのSSで、トロとクロに挟まれた真ん中にいる白&オレンジのネコが私のアプリ中のネコ型分身“ニャバター”です。SSでもやっているご機嫌の笑顔のときのネコぐちがお気に入り……普段は一概に可愛いとは言えない微妙な顔ですが(笑)。


トロ&クロのサプライズおたんじょう会2009


 まぁ、翌日会社の先輩同輩後輩とご飯食べに行ったときに乾杯のダシに使われたりもしてたので、人に祝われてないわけじゃないんですが(むしろ自社アプリで社員の誕生日が年齢つきで告知されるので気付かれない方が少ない)……無生物に祝われたときが一番嬉しかったって何だろう自分(苦笑)。


 まぁそれはともかく、今年もここでまとめてレスを返そうかと思います。
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