アドベンチャーで、タイトルは 「正邪闊達」
| 内気な船橋詩子(ふなばし・しいこ)と、 無口な藤原直尚(ふじわら・なおなお)は幼馴染み。 二人で近所の高校「健郷学園」に通い始めたばかりの高校一年生。 良くも悪くも“自由”を校風とするこの学校で四月に起こる事件、 それは! あまた存在する部活の新入部員獲得合戦! 勧誘初日から巻き込まれた二人は、紆余曲折の末に拇印を押す羽目に。 「あ、ところで……この部って何部なんですか?」 心ならずも二人が入った部、それは―― トラブルメーカーの三年生・安藤心次郎(あんどう・しんじろう)率いる、 健郷学園「直訴部」だった! |
……てな勢いで始まるゲームです。
内容的には学園不条理ギャグに逆転裁判風味をプラスした感じでしょうか。
乙女要素……というか恋愛要素は皆無ですが、微々たる描写から逆にグッとくる人はいるかも。ていうか全く描写がないにも関わらず妄想が膨らむ……何故?(笑)
出てくるキャラクターも上記三人に元気爆裂クラスメイトやら脱力系投げっ放し教師、死角なしの優等生かと思いきや実はツッコミ所満載の生徒会長など、ベタベタですがめいっぱい個性的な面々。
そんなメンツから繰り出される勢いたっぷりの掛け合いが「ドゴォッ!」「ビシィッ!」と力いっぱい鳴り響く効果音に乗って展開されていくのは、読んでいるだけでカナリ楽しいです。
テンションが一気に落ちたときの「ちー……ん」という金属音も笑えます。
ゲームシステムとしては通常時は選択肢少なめのノベルに近い感覚です。
その代わり、彼らの部活動である「直訴」を行うときは事前の情報収集→生徒会長との直訴対決、といった流れのADV形式で進みます。
対決は表示される選択肢の中から正論を選ぶと相手のゲージが減るので、異議を唱えられないようにして相手のゲージをなくせば直訴成功。逆に間違ったものを選ぶと相手に突っ込まれ、こちらのゲージが減ります。こちらが先になくなると直訴失敗・GameOverです。
しかし、直尚か安藤の一方が特殊技で援護してくれるうえ選択肢はかなりミエミエなので、難易度の低い万人向け。というかADV大好きな人には低過ぎる! と言う方もいそうなぐらいのものです。
しかし「〜だそうですね……」と前置きを入れてから、畳み掛けるように「〜でしょうか!?」とハイテンションで責め立てるような主張が「バシィッ !! 」といった打撃音と共に叩きつけられ、相手が「うぐぐっ…………!」とたじろぐ様を見るのは爽快の一言に尽きますネ!(笑)
現在はまだ体験版で第一話「情熱の新聞部」のみ(今月いっぱいで公開停止予定)ですが、完全版へ向けて製作が進んでいる様子。
ツッコんでも問答無用でボケ倒される不条理ギャグに笑いたい方・勢いあるツッコミで相手を叩き伏せる爽快感を味わいたい方はゼヒ、下記のHPからダウンロードを(笑)。

どーでもいい小ネタですが――HPのキャラ設定で、刹那主義で楽しければ何でもイイ気質の安藤の好きなゲームが『ファイナルファイト』(同士討ちの出来る横スクロールアクション。自分が投げた敵がカスっただけでも問答無用でパートナーにダメージ)と書かれているのを見た瞬間、激しく納得しました(爆)。


